過敏性腸症候群にはさまざまな原因があります。そのうちでもっとも大きい原因がストレスだといわれています。

ストレスに対処するためには、ストレスをためこんでしまわないように普段からの心がけが大切になってきます。ストレスへの対策としては睡眠や運動、食事内容なども大切になってきます。

過敏性腸症候群とは

1 過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群とは、IBSとも呼ばれ電車に乗っていても突然腹痛が起きてトイレに行きたくなる症状があります。そのため、「各駅停車の電車にしか乗れない」ということで各駅停車症候群ともいわれています。

この病気の特徴は、検査をしても全く異常がないことです。それでも急にお腹が痛くなることや下痢、便秘など便通異常が繰り返されることです。

そのため、心が不安定になったり、乗り物に乗れない、学校に行けないなど日常的に影響を及ぼす場合があります。

それは、学校であると授業やテストに集中できない、いつもヒヤヒヤして何事にも集中できないなど、精神的にも影響を与える症状があることです。

病院の治療では精神安定剤などを処方され、心をリラックスさせる治療などを行います。

過敏性腸症候群は精神的、肉体的にもつらい病気であるといえますが、適切な治療をすればある程度自分でコントロールできる病気です。

2 過敏性腸症候群になりやすい人とは?

過敏性腸症候群は、ストレスが深く関係している病気だといわれています。ストレスが脳に敏感に反応してしまうからです。

・まじめで完璧主義の人

「まじめ」「完璧主義者」といった人たちは、どちらかというと、過敏性腸症候群になりやすい人たちです。

何ごとも完璧にやろうと思うので、精神的に自分を追い込んでしまいます。そのため、肉体的にも精神的にも非常に疲れてしまうことが多いです。

そのように気がつかないうちにも、ストレスをため込むのでどんどんと自分で自分を追い込んでしまいます。

・几帳面で神経質な人

「こうでなければいけない」と決めつけて、思いどうりにならない場合、大変にストレスを感じてしまうタイプの人です。

実際には思いどうりにならないことが多く、必要以上にストレスをため込んでいます。

・ストレスをひとりで抱えこみやすい

必要以上にストレスを抱えこみやすい人というのは、人に話をしたり、息抜きをすることが少ない人です。ストレスがあっても、一人で抱えこみやすいです。

過敏性腸症候群の原因

1 ストレスが原因

・不安から

過敏性腸症候群はストレスが原因だといわれています。不安、緊張など精神的なストレスから腸が異常に活動してしまいます。

症状では、下痢や腹痛、便秘などの症状が出る場合が多いです。

・緊張から

症状が一番出やすいときが、「すぐにトイレに行けない」などといった状況にあるときで、「すぐに用を足しにいけない」といった不安から腹痛を催します。

また、人前に出て何かを話さなければならないときや、発表する場合でも脳が精神的なストレスを感じた場合、腹痛の症状が出る場合があります。

この症状は普通の人でも緊張することで、トイレに行きたくなる場合がありますが、過敏性腸症候群の人は普通の人よりも症状が重く出てしまうことです。

2 自律神経が原因

過敏性腸症候群の原因は自律神経が原因だといわれる場合もあります。自律神経でも交感神経と副交感神経のバランスが乱れることで便通の異常を感じる場合です。

3 セロトニンが原因?

最近では、過敏性腸症候群は、セロトニンという神経伝達物質が関係していることがわかってきました。

セロトニンは腸内にあって、ストレスによって腸のセロトニンが分泌されることで腸の蠕動運動に問題が生じて過敏性腸症候群の症状が現れるといわれています。

過敏性腸症候群の予防

1 排便リズム

過敏性腸症候群の予防では「規則正しい生活と排便リズム」がとても大切になってきます。

過敏性腸症候群の人は「排便リズムが乱れている」といわれているので、できれば、朝10分程度、ゆっくりと排便できる時間をつくることが大切です。

2 ストレス予防

現代社会はストレスの多い時代だといわれています。仕事や人間関係、金銭問題でもストレスが重なることで症状が出やすくなってくるといわれます。

・ストレスをためない方法

ストレスをためないためには、「いったいどうしたらよいのか」などを思ったときに本を読んでみることも大切です。

「ストレスをためないためには?」などという本を読んでみただけでも効果があるかもしれません。

また、ストレス解消法には自分に合った方法があるはずです。無理をせずに、自分でも楽しめる方法などを、いろいろと考えてみることです。

また、ストレス解消には睡眠時間をしっかりととることがとても大切になってきます。イライラしないためにも、7時間は睡眠時間を確保します。

・無理をしない

何ごとも無理をしてしまうとストレスはたまってしまいがちです。自分自身で「無理をしているかな?」と感じる場合、何か手を打つべきです。

・好きなことをすること

ストレスを発散するためには、週に1度は好きなことをするようにします。それはカラオケでもいいし、軽い運動や趣味に打ち込むことなど。

・ストレスへの抵抗力をつける

ときには、ストレスはプラスに働くこともあります。また、人間にはストレスを受けたからといって自然と回復する能力が備わっています。

心の回復でもしっかりとした睡眠、運動、栄養を補充することで心の回復力は高まってきます。

それで、もしストレスを受けてしまっても、正しい対処ができるようになり、ストレスに対する力が強くなってきます。