ビフィズス菌は、人の大腸に存在する常在菌です。
常に大腸の中で、栄養の吸収などのために働いています。言い換えれば、ビフィズス菌の働きが悪くなると、栄養の吸収なども悪くなり、便秘などのトラブルにつながります。

ビフィズス菌はヨーグルトなどに含まれているのが有名ですが、いくつかの種類があります。
また、すでに腸内に棲むビフィズス菌との相性が悪いと、どれだけとっても腸内にとどまらず、そのまま排出されます。
どれだけとっても、便秘改善にならないということがあるのです。

ここで、ビフィズス菌について正しい情報と、乳酸菌とオリゴ糖とビフィズス菌の役割について、詳しくまとめて行きます。

ビフィズス菌と常在菌の「相性」が大切

腸内に棲むビフィズス菌は、じつは人それぞれでタイプが若干違います。
ざっくり言えば指の腹にある、指紋ぐらい人それぞれで違います。
乳酸菌飲料のCMで、人には人の乳酸菌、という言葉がありますが、それと同じように、人には人のビフィズス菌があるのです。
腸内環境が人それぞれで違うことは、そこに住む菌類が違うから、とも言えます。

具体的には、人の腸内に棲むビフィズス菌の種類はおよそ10種類で、10種類のうちどれかが棲んでいる、ということになります。
しかし、それを確かめるすべは現在はありません。
また、乳酸菌も同じようにいくつかの種類がありますので、自分に合った乳酸菌、ビフィズス菌製品を試す必要があります。

決して、一つの種類を試してみて効果が出なかったからと言ってビフィズス菌の意味はない、などとは思わないで、いくつかの種類を試してみてください。
おそらく、数種類を試したら、一つは何らかの効果があるはずです。

そこで大切なことが、オリゴ糖と乳酸菌の力も大きくかかわってくるというものです。

オリゴ糖と乳酸菌が、ビフィズス菌を助ける

ビフィズス菌を助ける働きは、オリゴ糖と乳酸菌があります。
この二つとビフィズス菌の影響、関係について具体的にまとめて行きます。

まずオリゴ糖は、大腸内でビフィズス菌のえさとなる糖分の一つです。
糖分ですので、菌として働くということはありませんが、ビフィズス菌そのものの増殖を助ける働きがあるため、非常に便利な成分です。

また、ビフィズス菌と同じようにいくつかの種類がありますが、ビフィズス菌とは違い、全ての種類が全員の人の健康に役立ちますので、人を選ぶということがなく、誰にでも役立つ糖分になっています。

そして乳酸菌は、ビフィズス菌と同じく大腸内に棲む菌の一つですが、ビフィズス菌とは働く場所が異なります。
乳酸菌は小腸の粘膜で善玉菌として働いています。

便秘というと大腸への働きが注目されがちですが、実は小腸の常在菌も非常に大きく関わっています。
乳酸菌が注目されて長いですが、それは乳酸菌が非常に小腸にとって重要なためです。

小腸で働く乳酸菌が、大腸にいるビフィズス菌に効く

実は、一昔前までは小腸の検査ができませんでした。
小腸の検査ができるようになったのは、胃カメラ、内視鏡の登場よりも後のことです。
小腸は全長6メートルもあり、検査が非常に困難でした。

長い間「沈黙の臓器」とも呼ばれるほど、詳しいことが分からなかったのです。
しかし、カプセル状の内視鏡などが実用かされ、小腸の検査が可能になりました。
するとやはり、小腸にも潰瘍などは起き、病変は様々あることが判明したのです。

具体的には解熱鎮痛剤や脳卒中後などに飲むアスピリン系の薬などで、小腸に炎症が起こりやすいなどです。
これにより一般的な解熱鎮痛剤が見直され、改良が加わるほどです。

小腸の粘膜に炎症が起きると、正常なきれいな血液の作製などにも影響が出ます。
また、大腸の環境の悪化は、必ず小腸の環境の悪化もあります。
小腸から大腸へと流れていきますので、いくら大腸の健康を整えても、小腸の健康を整えない限りは健康からは遠のきます。

しかし、小腸を健康にするために必要な乳酸菌は、そもそも3日から4日程度しか腸内にとどまることができず、相性が抜群の乳酸菌でも2週間程度が限界です。
つまり乳酸菌を継続して取り続けなければならない、ということです。

乳酸菌をとり続けない限り、活発な小腸を維持できない

サプリメントでも健康食品でも、野菜でも何でもそうですが、継続した摂取が必要なのは、このような働きがあるためです。
数回とりいれれば、しばらくは持つ、ということはあまりありません。
非常に短い間しか、体内にはとどまらないのです。

ですので、何を使うにしても、継続して摂取していきましょう。
維持するためには、新しい乳酸菌をとるのもそうですが、オリゴ糖のようなえさを与えるのも有効です。

乳酸菌から生まれる物質は、乳酸菌代謝の産物でもあり、腸内環境を正常に保って体の免疫機能を強化できます。
逆に乳酸菌が不足して、腸内の元気がないと、免疫機能などは低下していきます。
様々なことを考え、バランスよく食べ、補給していくことが、胃腸や体の健康につながります。