女性なら「オリゴ糖は便秘解消に効果てきめん」、と一度は聞いたことがあると思います。
さらに、オリゴ糖は赤ちゃんや妊婦さんが摂取しても大丈夫なほど、体に優しい、刺激がない成分です。

ここで、そのオリゴ糖と便秘の関係について、詳しくご紹介いたします。
一口にオリゴ糖と言ってもいくつかの種類がありますので、注意してください。

なぜオリゴ糖が便秘の解消に効くのか

オリゴ糖が便秘を解消するメカニズムとしては、便の元となる働きと、整腸作用の働きの二つがあります。
まず、オリゴ糖とは食物繊維のように、とりいれても胃で消化されずに腸まで届きます。
さらに、腸内でも水分を含んだまま移動していき、便として排出されます。

つまり便の量を底上げできるのです。
この働きは当然、便意を催すのにも作用しますので、便秘の改善に大きな効果があります。

さらに加えて、整腸作用もあります。
腸内には善玉菌と悪玉菌があるのは有名かと思いますが、腸内の環境を整えるのは善玉菌になります。

そしてもう一つ、日和見菌というものもあります。
これは普段はどちらにも属せず、日和見をしていますが、どちらかが優位に立った時、そちらの側につくという厄介な菌です。

悪玉菌が優位であれば、様々なトラブルが起きますが、善玉菌が優位であれば腸内環境がぐんぐん良くなります。
オリゴ糖は、この善玉菌のえさになるため、腸内環境を整えるのに大きな働きをするのです。

オリゴ糖は即効性に優れている

オリゴ糖は、非常に即効性があります。
早い人だと、とった翌日には明らかに効果が実感できるほど早いです。

これはプレバイオティクスと呼ばれるものです。
プレバイオティクスとは、95年にイギリスの微生物学者が提唱した概念のことで

・胃腸などで消化吸収がされない
・大腸に住んでいる有益な細菌=善玉菌のえさとなって、善玉菌が増える働きを助ける
・腸内環境を整え、維持するのに役立つ
・健康増進、維持に役立つ

という4つの条件を満たす成分を、プレバイオティクスと呼びます。
オリゴ糖はこの4つ全てを満たしているうえで、非常に高い即効性を持ちます。
オリゴ糖以外のプレバイオティクス成分としては、イヌリンやポリデキストロースといった食物繊維類が挙げられます。

もしオリゴ糖を摂取しても効果がない場合

ただ、実はオリゴ糖を摂取しても、あまり効果が見られないという方もいます。
その時は、2つの理由が挙げられます。
それは腸内の善玉菌の好みが合わないことと、オリゴ糖そのものの摂取方法に問題があることです。

善玉菌には「好み」がある

腸内の善玉菌には、人それぞれで「好み」というものがあります。
腸内に生息する菌の数に差があるのはもちろん、種類すら人それぞれで差があります。

さらに当然、オリゴ糖にも様々な種類があり、後述するように摂取方法にも差があるため、効果が出ないという可能性があるのです。
オリゴ糖の効果を受けるためには、自分の腸内に住む善玉菌が好むオリゴ糖を摂取する必要があります。

また、たとえ好みがあっているオリゴ糖を摂取していても、量の少なさなどで効果が感じられない、という可能性もあります。
例えば、多いとおなかを壊し、下痢になるなどです。
たとえ便秘で悩んでいたとしても、おなかを痛めて下痢を下すのはとてもつらいことですので、数日などのある程度の時間をかけて、少しずつ増やしていってください。

オリゴ糖の摂取方法に問題がある可能性

善玉菌が強くなれば、悪玉菌も強くなります。
これはつまり、それまで効果が出ていたとり方でも、悪玉菌が強くなってあまり効果が出なくなる、という可能性があるのです。
ある意味バランスが崩れている状態とも言えますので、その時はあえてオリゴ糖の摂取量を減らして数日は様子を見て、それから元の量に戻したり、摂取する時間、頻度を変えて小刻みにとりいれてみるなどをすると、悪玉菌は油断したように負け、お通じが良くなる可能性があります。

オリゴ糖は赤ちゃんでも、妊婦さんでも食べられる成分

赤ちゃんの栄養源は母乳や粉ミルクなどです。
中でもガラクトオリゴ糖は母乳にも含まれる成分ですので、非常に安心して食べさせられます。

ただ、赤ちゃんに食べさせる食品を選ぶときは、純度の高いものがおすすめです。
シロップは純度が低く、赤ちゃんには刺激が強いものが多いため、おすすめできません。

また、おなかに赤ちゃんのいる妊婦さんにもオリゴ糖はおすすめです。
妊婦さんは胃腸が強く圧迫されているため、便秘になりやすい状態です。
実際には大きく広がるため、そんなことはあまりありませんが、便の分赤ちゃんのスペースを奪っているように感じてしまうのはストレスかと思いますので、できるだけ便秘を解消しましょう。